こんにちは!今回は、日本の建築界を彩る、明治から昭和を中心に活躍した人の建築家20人を、ざっくりとご紹介します。
歴史に名を刻んだレジェンドたちばかりで、建築に興味がある人なら知っておきたい人物ばかり!
ぜひお気に入りの建築家を見つけてみてください。
【歴史的建築家(明治~昭和初期)】
1. 伊東忠太(1867-1954)

日本建築のルーツを探求しながら、ユニークなデザインを取り入れた建築家。
「築地本願寺」や「明治神宮宝物殿」など、伝統と斬新さが融合した建築を生み出しました。
2. 武田五一(1872-1938)

関西を中心に活躍した建築家で、「近代建築の父」とも言われる存在。
洋風建築と和風建築を巧みに融合し、「大阪市中央公会堂」などを手がけました。
3. 横河民輔(1864-1945)

日本の西洋建築の先駆者で、三井銀行や旧横河邸などを設計。
彼の設計は重厚感とエレガンスを兼ね備えたものが多いのが印象的です。
4. 片山東熊(1854-1917)

宮廷建築を手がけた建築家で、「東京国立博物館」や「迎賓館赤坂離宮」など、豪華な洋風建築を数多く残しました。
5. 佐野利器(1866-1933)

建築だけでなく、耐震技術の研究でも知られる建築家。
関東大震災後の復興計画にも関与し、日本の耐震建築の基礎を築きました。
6. 渡辺仁(わたなべ じん, 1887-1973)

昭和初期のモダニズム建築を牽引。
「東京国立博物館 本館」や「日比谷帝国ホテル(旧館)」など、重厚かつモダンなデザインを手がけました。
【近代建築の礎を築いた建築家】
7. 前川國男(1905-1986)

ル・コルビュジエの弟子として学び、日本のモダニズム建築を牽引。
「東京文化会館」や「神奈川県立図書館」など、機能美と力強さが魅力の建築を多く手がけました。
8. 坂倉準三(1901-1969)

こちらもル・コルビュジエ門下で、日本のモダニズム建築に貢献。
「国際文化会館」や「新宿西口広場」など、人々が自然に集まる空間づくりが得意でした。
9. 村野藤吾(1891-1984)

曲線を巧みに使った美しいデザインが特徴。
「東京都庁舎(旧庁舎)」や「ホテルオークラ東京」など、エレガントで繊細な建築が印象的です。
10. 吉村順三(1908-1997)

住宅建築の名手!「軽井沢の山荘」など、日本の木造建築の美しさを生かしたデザインが特徴。
シンプルだけど温かみのある空間をつくる天才でした。

11. 丹下健三(1913-2005)

日本を代表する建築家のひとり。
「代々木体育館」や「東京都庁舎」など、ダイナミックなデザインが魅力。
建築を通じて日本の都市計画にも大きな影響を与えました。
12. 大高正人(1923-2010)

都市計画や団地設計に力を入れた建築家。
「晴海高層アパート」など、戦後の日本の住宅問題に取り組み、集合住宅のあり方を考え続けました。
13. 林昌二(1928-2011)

日建設計で活躍し、高層ビルやオフィス建築を多く手がけた建築家。「東京都庁舎」や「新宿三井ビル」など、日本の都市の風景を作り上げました。
14. 芦原義信(1918-2003)

「外部空間のデザイン」にこだわった建築家。「東京・銀座のソニービル」、「東京芸術劇場」など、都市の中に心地よい空間を生み出しました。
15. 菊竹清訓(1928-2011)

メタボリズム運動を代表する建築家。
「出雲大社庁舎」や「江戸東京博物館」など、未来を見据えたダイナミックなデザインが特徴。
16. 黒川紀章(1934-2007)

カプセル建築の提唱者で、メタボリズムの代表的な建築家。
「中銀カプセルタワー」や「国立新美術館」など、革新的なデザインが魅力でした。
17. 磯崎新(1931-2022)

日本建築界の巨匠で、ポストモダン建築をリード。
「つくばセンタービル」や「ロサンゼルス現代美術館」など、国内外で活躍しました。
18. 原広司(1936-)

「建築はランドスケープの一部」という思想を持ち、「梅田スカイビル」や「札幌ドーム」など、大胆なデザインで知られます。
19. 内井昭蔵(1933-2002)

日本らしい空間づくりを追求し、「世田谷美術館」や「大分市美術館」など、光と影を活かした美しい建築を設計しました。
20. 槇文彦(まき ふみひこ, 1928-2024)

モダニズムと日本的な空間構成を融合させた建築家。
「幕張メッセ」や「スパイラル」など、都市空間に調和するデザインを生み出しました。
まとめ
以上、ざっくりでしたが、明治から昭和にかけて活躍した建築家を紹介してきました。
今後はさらに時代が進んだ建築家を紹介していきますので、お楽しみに!!