「BEASTARS(ビースターズ)」感想と考察ー多様性を許容することの難しさー

この記事ではBEASTARS(ビースターズ)のここに注目すると面白いかなというポイントをまとめて記事にしています。これからみ始めようかなと思っている人や、一回見たけど、より深い視点で見たいという方にお勧めできる記事になっていると思いますので、よければご覧ください。

ネタバレはありませんので、初めて見る人も安心して読んで頂ければと思います。

1、簡単な物語のあらすじ

『BEASTARS』の世界は、肉食獣と草食獣が共同生活を送っています。主人公のハイイロオオカミのレゴシと言い、彼は全寮制共学学園「チェリートン学園」の演劇部のメンバーです。

ある日、事件が起こります。レゴシと同じ演劇部に所属するアルパカのテムが「食殺」されてしまったのです。この事件を皮切りに、「チェリートン学園」内の草食獣と肉食獣の関係は険悪な状態になります。肉食獣と草食獣が共に暮らしている世界では、食殺は最もタブーとされていることなのです。

テムの死を悲しんでいたレゴシは、犯人を捕まえることを決意します。と同時に、彼はウサギのハルに恋をしてしまいます。異族間、ましてや肉食獣と草食獣の恋愛というものが一般的でないこの世界において彼は恋愛においても深く悩んでいくことになります。

Beastars | Netflix – viralliset sivut
https://www.netflix.com/ より

その他、レゴシを取り巻く生き物たちの友情関係など、様々なことがテーマとなった作品になっており、恋、事件、友情の行方はどうなるか予測ができない作品です。

次にでは、この作品においての私なりの注目ポイントを述べていきます。

2、ここに注目ー多様性とは?ー

この作品の最も面白い点の1つが肉食動物と草食動物が共存している世界を描いている点です。

お互いに全く異なる、種族がどのように共存できるかと探っている世界を客観視することで学びになるところをたくさん見出すことができます。普段、我々が生きているこの世界でも肉食動物と草食動物まで極端ではありませんが、様々な人が共存している世界ですよね。

身長、体重、肌の色、貧富、性格、特技などなど我々は様々なところが別々である点において、肉食動物と草食動物が共存している世界は決して人ごとではありません。ただ、動物が高校生活をしているという非日常的設定により、その世界を客観視することができるというところがこの作品の最も面白い点の1つだと思います。

2−1、強者は弱者に対して優しくするべきか?

このアニメの世界は、強者が弱者に対して圧倒的配慮をすることで理想郷を作って行こうとしている世界です。例えば、肉食獣が食べ物は全て、ヴィーガン風にされており、草食獣の肉を食べる事はご法度です。

しかし、その反動が社会的問題として現れてきます。例えば、闇市場では草食獣の肉が売られており、大人はその事実を暗黙の了解として認めています。

主人公のオオカミもウサギを獲物と見るか恋の対象と見るかを迷い、葛藤していきます。

ここで、私が考えたのはある事柄について強者と呼ばれるものは弱者に対してどのような態度を取るかということです。

もちろん、強者は弱者に対して優しくするべきだと思います。そうしなければ、この社会は成り立たなくなってしまいます。なぜ、もちろんと言えるかについてここに詳しく書いていますので、よければ、ご覧ください。

別記事ー多様性は自分が生きるために守らなければいけないー

簡単に言えば、肉食獣が草食獣を食べ尽くしてしまえば、肉食獣は食べるものがなくなってしまうのですから、肉食獣が草食獣に対して優しくするのは当然です。

では次にその態度について、どのように優しくするべきか考えていきたいと思います。

2−2、どのように優しくするべきか?

私たちは自分より弱いものを見たときに優しく接しなければいけないと多くの道徳的な人は思うかもしれません。しかし、私はこの時の態度がとても重要なのではないかと思います。

作品中のウサギは自分が弱いことを皆が哀れんでくれてくれることに嫌気を覚えています。優しくしてくれるのは嬉しいけど、その優しさを受ける自分に嫌気が刺すといったイメージでしょうか?

つまり、同情で接される事が嫌なのです。

2−3、自分のためにあなたに尽くしたいという態度

では、私たちはどのような態度で弱者と呼ばれる人たちと接して行かなければいけないのでしょうか?

私は強者と言われる人たちはその行いは自分たちのためであるということを自覚し、それを態度で示すべきなのではないのでしょうか?

このアニメでいうなら肉食獣は草食獣を守るためと同時にその行いをしてる自分を守るためにその行いをすると考えるのです。そうすれば、同情という感情は生まれないと思います。あくまで自分の為なのですから。情けは人の為ならず、昔の人はよく言ったものです。

そして、その態度を何より主人公のレゴシから学ぶことができます。まだ、読んだこと、見たことないひとはどういうことかピンとこないと思いますが、読んでいくとそういうことかとわかっていくと思います。

2−4、双方に求められるであろう態度ー全てを一般化しないで個人をみるということー

そして、もう一つ多様性というものを考えるときに重要なのが、弱者の強者に対する態度だと思います。そして、この作品ではそれもしっかりと描かれています。この作品の世界では基本、肉食動物はどんな動物であれ、野蛮な動物だと偏見を抱かれてしまいます。

この偏見もある意味で、差別や多様性を認めていない行為だと言えますよね。しかし、私自身もこのような偏見を持つことは経験たまに行ってしています。例えば、政治家なんてみんなダメなやつなんだと一般化していう人がいますが、個々の政治家を見れば、良い人もいれば悪い人もいます。

多様性を考えるならば一般化は最もやってはいけない事だと認識させられます。

3、最後に

以上、ビースターズの感想というか見どころという考察というかよくわからないものを徒然と書いてきました。これから見る人も、もう一度見る人もこんな視点もあるだと見てくれるとちょっとだけ、幅広がるのではないかと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

About the author

衣食住、旅人本に興味がある。アウトプットメインですが読んでいただければありがたいです。

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