ムーミンの小説で英語を学ぼう!名言を英語でみて、好きな作品を探そう

0、はじめに

この記事ではムーミンの英語版の小説を紹介していきます。名言や簡単なあらすじを紹介しながら、英語版の小説を買う方法を紹介していきます。

これから、フィンランドや北欧に留学を考えている人や単純に北欧文化や英語に興味がある言った人にはオススメできる記事になっているかなと思いますので、よろしければご覧ください。

では、早速見ていきましょう!

目次は以下のようになります。

1、ムーミンの小説は全9巻!読む順番は??

日本での人気は本国フィンランドをしのぐと言われているムーミンですが、意外とアニメ等は見たことあってもムーミン原作小説は読んだことがないという人、多いんです。

そもそも、ムーミンの原作が小説ってことを知らない人も中にはいらっしゃいます。

そして、それをいざ読もうとするときに問題になるのが、冊数が多くてどの本から読めばいいのかわかりづらいということです。。。

最初、私が読もうとした時もどれから読み始めていいのか戸惑いました。

基本的に出版された時系列に読んでいくのが王道だと思いますので、まずはその順番を紹介していきますね。

以下、順番です。

1「小さなトロールと大きな洪水」1945年刊行 英題: The Moomins and the Great Flood

2「ムーミン谷の彗星」1946年刊行・1956年改訂・1968年再改訂 英題: COMET IN MOOMINLAND

3「たのしいムーミン一家」1948年刊行 英題:  Finn family Moomintroll

4「ムーミンパパの思い出」1950年刊行 英題: Moominpapa’s Memoirs

5「ムーミン谷の夏まつり」1954年刊行 英題: MOOMIN SUMMER MADNESS.

6「ムーミン谷の冬」1957年刊行 英題: Moominland Midwinter

7「ムーミン谷の仲間たち」1963年刊行 英題: Tales from Moominvalley 

8「ムーミンパパ海へ行く」1965年刊行 英題: Moominpapa at Sea

9「ムーミン谷の十一月」1970年刊行 英題: Moominvalley in November

この順番に読んでいけばまず、問題ないと思いますが、ある程度アニメとかで基礎知識持ってるよみたいな人は基本的には1冊で完結するストーリーになっているので、どこから読んでも問題ないと思います。

なので、あらすじや名言をチェックして気になったものを見ていくというのもありかなと思います。

また、小さなトロールと大きな洪水は書かれた時期でいえば、シリーズ第1作になりますが、物語が有名になる前で少しマニア向けな感じになっています。

なので、以下にオススメする初心者向けのものをとるのもありかなと思います。

初心者でもとっかりやすいのは、

たのしいムーミン一家

ムーミン谷の仲間たち

ムーミン谷の彗星

かなと思います。

じゃあ結局、どれから読めばいいんだよって方は以下にあらすじと名言を載せます。あらすじや気になった名言などを参考にしながら読む本を決めていくことをオススメします。

では、ここから、それぞれのあらすじや名言(英語も)を載せながら小説を紹介したいと思います。

2、「小さなトロールと大きな洪水」1945年刊行

英題: The Moomins and the Great Flood

あらすじ

ムーミンパパはいないけど、もう待っていられない!

冬がくる前に家を建てようと、おさないムーミントロールとママは、おそろしい森や沼をぬけ、荒れ狂う海をわたり、お日さまの光あふれるあたたかい場所をめざします。

仲のよいムーミン一家にこんな過去があったなんて。

スニフがまだ、名前をもたず、「小さな生きもの」だったころのお話。

引用元:講談社BOOK倶楽部

名言

“What is it?” said Moomintroll. Discoveries were his very favourite thing (after mysterious paths, swimming and secrets, that is).

3、「ムーミン谷の彗星」1946年刊行・1956年改訂・1968年再改訂

英題: COMET IN MOOMINLAND

あらすじ

「8月7日、午後8時42分、地球に彗星が衝突する!」

学者の言葉に、どのかなムーミン谷は大騒ぎ。荷造りするもの、避難するもの、騒ぐもの……。そして、ついにその時が!! (amazonより引用)

空に長い尾をひいた彗星が現れます。それは少しずつ近づいてきてムーミン谷は大騒ぎに。ムーミンは仲良しのスニフと一緒に彗星の正体をつきとめる旅にでます。

名言1

日本語「こうして彗星探しの旅をしていることに比べたら、コーヒー沸かしの一つや二つ、どこへ消えたって、たいした問題ではないだろ?」 スナフキン

英語:
“What’s a kettle here or there when you’re out looking for a comet!”

名言2

日本語:
ものは、自分のものにしたくなったとたんに、あらゆる面倒がふりかかってくるものさ。運んだり番をしたり・・・・。ぼくは、なんであろうと、見るだけにしている。立ち去るときには、全部、この頭にしまっていくんだ。そのほうが、かばんを、うんうんいいながら運ぶより、ずっと快適だからね。 スナフキン

英語:
“But that’s how it is when you start wanting to have things. Now, I just look at them, and when I go away I carry them in my head. Then my hands are always free, because I don’t have to carry a suitcase.”

値段は上の方が安いですが、日本の出版社の講談社から出ている本がいいなって人は以下もオススメです。

4、「たのしいムーミン一家」1948年刊行

英題:  Finn family Moomintroll

あらすじ

長い冬眠から目ざめたムーミントロール。仲よしのスナフキン、スニフといっしょに、海べりの山の頂上で黒い帽子を発見しました。それは飛行おにが落とした魔法の帽子で、中に入れた、あらゆるものの形をかえてしまうものだったから、さあたいへん! ふしぎなスーツケースをもったトフスランとビフスランもあらわれて、たのしくて、ふしぎな事件が次々に起こります。さあ、おそろしい飛行おには、ムーミンママのパンケーキを食べるでしょうか。

(Amazonより引用)

名言1

日本語:
「おだやかな人生なんて、あるわけがないですよ」
スナフキンが、ワクワクしながらいいました。

英語:
“Life is not peaceful,” said Snufkin, contentedly.”

名言

日本語:
パンケーキにジャムをのせて食べるひとが、そんなに危険人物であるわけがありません。ムーミンママ

英語:
“Someone who eats pancakes and jam can’t be so awfully dangerous. You can talk to him.”

5、「ムーミンパパの思い出」1950年刊行

英題: Moominpapa’s Memoirs

あらすじ

みなし子だったムーミンパパが、ムーミンママと出会うまでの大冒険をみずからつづった『思い出の記』。ユーモラスな竜と戦ったり、あらしでたどりついた島でゆかいな王さまと出会ったり、おばけと同居したり、深海にもぐったり……。ムーミンパパの親友である、スニフとスナフキンの父親、ロッドユールとヨクサルも登場。みんなが集うすばらしいラストシーンは、何度も読み直したくなってしまいます!

(Amazonより引用)

名言1

日本語:
わたしは、ひとりめの友達を見つけたのでした。つまり、わたしは、ほんとうの意味で、生きることをはじめたのでした。

英語:
 I had now found my first friend, and so my life was truly begun.

名言2

日本語:
私たちは岩の上に座って話をしました。空気は海藻の匂いと、海の匂いとしか思えない何かで満たされていました。私はとても幸せな気分で、それが続くかどうかさえも怖くありませんでした。

英語:
We sat talking on a rock. The air was filled with the tang of sea-weed and of something else that could only have been the ocean smell. I felt so happy that I wasn’t even afraid it wouldn’t last.

6、「ムーミン谷の夏まつり」1954年刊行

英題: MOOMIN SUMMER MADNESS.

あらすじ

初夏のムーミン谷をおそった火山の噴火。おしよせてきた大水に、ムーミン一家は流されてしまいました。おりよく流れてきた劇場に移り住むことになり、劇場がどういうものかよく知らないみんなで劇をすることに。脚本はもちろん、ムーミンパパ。ムーミンママや、ミムラねえさん、ミーサとホムサが出演者。入場料は「たべられるものなら、なんでもよろしい。」

(Amazonより引用)

名言1

日本語:
“友だちが、いちばん好きなことをしながら生きていけるようになるって、すてきなことじゃない?” ムーミンママ

英語:
“Isn’t it fun when one’s friends get exactly what suits them?”

名言2

日本語:
劇場は、世界でいちばんだいじなものじゃ。そこへいけば、だれでも、自分にどんな生きかたができるか、見ることができる。してみる勇気はのうても、どんなのぞみをもったらよいか、それからまた、ありのままの自分はどうなのかを、見ることができるでのう。

英語:
“A theatre is the most important sort of house in the world, because that’s where people are shown what they could be if they wanted, and what they’d like to be if they dared to and what they really are”

7、「ムーミン谷の冬」1957年刊行

英題: Moominland Midwinter

あらすじ

まっ白な雪にとざされたムーミン谷。松葉をたっぷり食べて、パパとママといっしょに冬眠に入ったのに、なぜか一人、眠りからさめてしまったムーミントロール。はじめて見る雪の世界で、さまざまな出逢いがあります。いつでも元気なちびのミイ、ムーミントロールのご先祖さまや、水小屋に住んでいるおしゃまさん……。9作あるムーミン童話のなかで、唯一冬のムーミン谷を描いて印象的な物語。

(Amazonより引用)

名言

日本語:
“どんなことでも、自分で見つけださなきゃいけないものよ。そうして自分ひとりで、それを乗りこえるんだわ” おしゃまさん

英語:
One has to discover everything for oneself.  And get over it all alone.

名言2

日本語:
物事ってものはみんなとてもあいまいなものよ。まさにそのことが私を安心させるんだけれどもね おしゃまさん

英語:
“All things are so very uncertain, and that’s exactly what makes me feel reassured.”

8、「ムーミン谷の仲間たち」1963年刊行

英題: Tales from Moominvalley 

あらすじ

ムーミンシリーズ唯一の短編集。/スナフキンが「はい虫」に名前をつける話/ちびのミイがホムサをぺてんにかける、ちょっとこわい話/ムーミントロールが小さい竜をつかまえる話/いじめられて、すがたが見えなくなってしまったニンニのお話/ムーミンパパがニョロニョロと旅に出る話/よくばりスニフがだいじな犬を手放すお話/「クリスマス」というものがやってくるので、大騒ぎで準備するムーミン一家のお話

(Amazonより引用)

名言1

日本語:
“それがあんたの悪いとこよ。戦うってことを覚えないうちは、あんたには自分の顔はもてません。” ミィ

英語:
“You’ll never have a face of your own until you’ve learned to fight.

名言2

日本語:
もし誰かに強く憧れていたら決して本当に自由にはなれないよ。 スナフキン 

英語:
“You can’t ever be really free if you admire somebody too much.”

9、「ムーミンパパ海へ行く」1965年刊行

英題: Moominpapa at Sea

あらすじ

毎日が平和すぎてものたりないムーミンパパは、ある日、ムーミンママとムーミントロール、ちびのミイをつれて海をわたり、あれはてた島の灯台守に。植物も育たない岩だらけの島になじめないムーミンママは、部屋の壁にムーミン谷の絵を描いては、そこで眠ってしまうように。いっぽうムーミントロールは、美しいうみうまに出会い、追いかけてきた氷の精モランと夜ごと会うという秘密をもってしまい……。

(Amazonより引用)

名言1

日本語:
準備が出来ている人にとっては、世の中には偉大で素晴らしいものがたくさんあるんだ。

英語:
“The world is full of great and wonderful things for those who are ready for them.”

10、「ムーミン谷の十一月」1970年刊行

英題: Moominvalley in November

あらすじ

ものさびしい気配がおしよせる十一月。ムーミン一家に会いたくて集まってくる人たちがいました。ムーミンママになぐさめられたいホムサ、ひとりでいるのがこわいフィリフヨンカ、自分以外のなにかになりたいヘムレン、妹のミイに会いきたミムラねえさん、なにもかも忘れたスクルッタおじさん、五つの音色をさがすスナフキン。ムーミン一家のもどりを待ちながら、奇妙な共同生活がはじまります。

(Amazonより引用)

名言1

日本語:
初恋と最後の恋の違いを、ご存じ?
初恋は、これが最後の恋だと思うし、最後の恋は、これこそ初恋だと思うもの。……なのよ。 
サーカスのプリマドンナの馬がムーミントロールに語ったセリフ

英語:
Do you know the difference between the first love and the last? It’s this you always think the first love is the last and the last the first…

名言2

日本語:
冬も間近な、ひっそりとした秋のひとときは、さむざむとして、いやな時だと思ったら大間違いです。せっせと、せいいっぱい冬支度のたくわえをして、安心な所にしまい込む時なのですからね。自分の持ち物を、できるだけ身近に、ぴったり引き寄せるのは、なんと楽しいことでしょう。自分の温もりや、自分の考えをまとめて、心の奥深く掘り下げた穴に蓄えるのです。

英語:
The quiet transition from autumn to winter is not a bad time at all. It’s a time for protecting and securing things and for making sure you’ve got in as many supplies as you can. It’s nice to gather together everything you possess as close to you as possible, to store up your warmth and your thoughts and burrow yourself into a deep hole inside, a core of safety where you can defend what is important and precious and your very own. Then the cold and the storms and the darkness can do their worst. They can grope their way up the walls looking for a way in, but they won’t find one, everything is shut, and you sit inside, laughing in your warmth and your solitude, for you have had foresight.”

名言3

日本語:
ただ親切なだけで、人のことが、ほんとうに好きではないような友だちならほしくないや。それに、自分がいやな思いをしたくないから、親切にしているだけの人もいらないや。 ホムサ

英語:
“I don’t want friends who are kind without really liking me and I don’t want anybody who is kind just so as not to be unpleasant.”

11、最後に

以上、ムーミンの小説シリーズのを英語の名言を踏まえながら紹介してきました。

ムーミン小説の面白いところは人によって刺さる文章が全く異なるところです。

気になった作品があれば、是非チェックして自分なりの名言を探してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではでは。

About the author

衣食住、旅人本に興味がある。アウトプットメインですが読んでいただければありがたいです。

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