0、はじめに
この記事ではTOEIC800点後半の英語力でフィンランドへの留学を経験した筆者が感じた現地でのコミュニケーションの難しさ、失敗をまとめた記事になっています。
後半では、その失敗を踏まえ、もし留学前に戻れるのであれば、どうするかをまとめています。
皆さんが留学や海外生活をするときに必要な英語力、これから海外生活を目指しているという方の参考になる記事になっていると思いますので、よろしければご覧ください。
以下、目次になっています。
目次
1、TOEIC900点だと、どんなことができる??
まず、先に謝っておきますが、私は正式にTOEIC900点を持っているわけではないのですが、タイトルがよりキャッチーになるかなと思ってタイトル付けをしています。すみません。。
800点後半は2年以上前に取得したもので、この2年間は海外生活含め、かなり英語に触れる機会を設けていますので、今なら900点なら取れるのではという大変曖昧な自信からこの記事を書いてます。ご容赦ください。
そんな筆者はどんな海外生活を送っているのか?
まず、日常生活ですが、これは全く問題ありません。
スーパーや市場での買い物はもちろん、問題ありませんし、住宅保険や現地の携帯キャリアとの契約まで、多少難解かなと思われる日常生活でのタスクでも、まあ多少わからない単語に引っかかることはあれども、契約ができないと言ったことはありません。
これはビジネス英語を学んできたからこその恩恵と言えるのでないでしょうか?
では、そこまでできる筆者が逆に何ができなくて苦労したのかをお伝えしたいと思います。
2、逆にどんなことができない??
端的に言ってしまえば、私が苦労したのは、発音、複数人対話の中での発言です。
ではシチュエーション別にどのようなことが難しいと感じたのか体験を綴っていきます。
2−1、専門的な授業で発言ができない??
私が取っていた授業の多くは対話形式、グループワークで進めるものでした。
最初はそもそも、専門的な単語でわからないところが多く、何を言っているのかが、わからないところも所々あり、そのせいで
自分が発言や質問をしようにも
それってさっき話したことじゃん
みたいなことを言われるかもしれないという怯えがあり、なかなか発言する勇気が持てませんでした。
更に、勇気を持って発言しても、良くわからないと言われることもしばしばでした。
ただ、気づいたのが、英語ネイティブの人やアジア系の人には自分の発言の意図が理解してもらえるということ。
逆に非ネイティブの欧米系の人には自分の発言の意図が理解してもらえないことがしばしばありました。
ここから導いたのが、自分の発音に問題があるのではということでした。
つまり、私の英語はある程度、文法的には正しい事言ってるんだけど、発音がアジア的、日本的なところが抜けなくて、それを理解してくれる英語ネイティブの人やアジア系の人には自分の発言の意図が理解してもらえるんだけど、逆に綺麗な発音で英語を学んできた非ネイティブの欧米系の人にはかなりなまりの強い英語で、なかなか聞き分けてもらえないんだろうなという事です。
スピーキングの練習はTOEFLとかしてきたけど、それはあくまで文法的なところに拘っていたので、発音は気合で通じるだろと思っていたのが、仇となりました。
また、独学で英語を学ぶことが多かったので、発音に対するフィードバックがもらえない環境にいたことを今は少し悔やんでいます。
2−2、飲みニケーションの難しさ
もう1つ難しさを感じる場面が、いわゆる飲みの場でのコミュニケーションでした。
私が典型的な”正しい”、”教科書的な”英語だけを学んできた人間だったので、スラング混じりの複数人での会話や、バーなどでの騒音がある状態で、相手の発言の音を拾う技術が欠落していました。
そのため、なかなかこのような場でのコミュニケーションを行うことは難しく、会話の流れを止めてしまったり、何回か聞き返してしまうということは度々ありました。
一緒に飲み行っていた友達はとてもいい人が多かったので、そんな私にも丁寧に接してくれたので、感謝していますが、私がもう少しそのような状況を疑似体験でもいいからしていれば、より楽しい飲みの場になっていたのになーと思うところはありました。
では、そんな私がもし、留学前ならこんな風に勉強するのになーとか、留学終わったらこんな勉強法試してみたいなと思うところを次にまとめました。
3、失敗から学ぼう
以上の失敗超簡単にまとめると、留学をもっと楽しむのであれば、日本で重要とされるとされるリーディングのところがあまり気にせず、よりリアルな状況での対話経験でリスニング、スピーキング力を鍛えることが大事だと言えると思います。
それを鍛えれる機会がないから留学に行くんじゃい!という最もな意見もあるかと思います笑
確かにその通りでこの失敗体験があったからこそ、留学前の私よりも成長しているという実感はありますが、日本にいても鍛えられる方法はいくつかありますのでご紹介しようかなと思います。
3−1、発音、対話
先ほども述べましたが、対話における発音は非常に大事ですが、独学だとフィードバックがもらえないのが現状だと思います。更に、語学を目的とした留学に行くのであれば別として、交換留学で自分の学びたい学問があり学び言ったりする場合、わざわざ友達が発音の教えてくれることなんて、滅多にありません。
だからこそ、発音のフィードバックをもらえる機会というのは非常に貴重なのだと理解しました。
発音のフィードバックをもらえる機会を日本で作る方法で一番メジャーでオススメできるのはDMM英会話です。
基本的な情報としては
DMM英会話の基本情報
料金
- 1日1回×25分間:6480円(月)
- 1日2回×25分間:10780(月)
- 1日3回×25分間:15180円(月)
特徴
- 24時間いつでも受講可能
- 2回の無料体験あり
- 講師の国籍が幅広い
- 業界最大手
DMM英会話のおすすめポイントは講師陣の国籍が幅広いということです。
正直、他のオンライン英会話はフィリピン出身の先生がほとんどなんですが、こんなに幅広い国籍の講師陣が揃えられているのはDMM英会話だけです。
また、プラスで料金を支払えばアメリカ・イギリスの講師のレッスンを受講することのできる「プラスネイティブブラン」もあります。
黒人の先生のレッスンを受ければ黒人が話す英語の独特のアクセントも理解できるようになるから留学準備に最適ですね。
英語ネイティブからの発音のフィードバックをもらえる機会が25分、200円前後で買えるなんて非常に良い買い物だと思います。
2回の無料体験があるので、やってみてあんま手応えないな思えば、スッと辞めれるのもいいところですね。
3−2、スラング
続いて、レッスンでも中々学べないのが、スラング。特に若者言葉的なスラングって中々、そういうレッスンの機会で学ぶことってあんりないですよね。
では、そんなスラングたちを学ぶ機会は日本のどこに転がっているのでしょうか?
手順を見ていきましょう!
3−2−1、Youtube
はっきり言ってYouTubeで見ればスラングを学ぶ機会はゴロゴロ転がっています。
バイリンガルが発信しているチャンネルなんて腐るほどありますし、そう言ったチャンネルを見て学ぶのが、初めの一歩かなと思います。
3−2−2、本
発音も聞けるし、無料なので、おすすめはYouTubeなどの動画媒体を使っての学び始めるのがいいかなと思います。
しかし、どうしても動画媒体は単位時間あたりの学べる単語の効率が悪いので、効率重視の方や文字媒体での暗記の仕方が性に合っているという方には本もオススメです。
1つ例として、私が参考になったなという本ををあげておきます。
それは『これを英語で言えるかな? こあら式 意外と知らない英単語』という本です。
スラングに限らず、学校で習わないけど、実生活に必要だなーみたいな痒いところに手が届く一冊です。
例えば、以下の画像みたいに学校生活の日常会話で使いそうなスラングや
おんなじような単語ようだけど、実際のネイティブの人の感覚を表現したものだったりためになる情報が満載でオススメです。
3−2−3、国際交流パーティー
YouTubeや本などで何となく、使い方を理解してもそれを実践してみない限りは、うまくしゃべりに応用することができません。
そこで、オススメするのが国際交流パーティーです。
今の時代、都市部であれば、国際交流スペース都市名で調べると何らかの催し物が出てますので、そう言ったところで実践の場を積むというのも1つ大きな方法だと思います。
先ほども述べましたが、周りが喋っているという騒音の中で聞く英語とYouTubeなどでしっかりと録音された状態の英語では聞こえ方が全然違います。その練習としてもこの方法はオススメです。
4、最後に
以上、TOEIC900点でも、留学でつまずくことがあり、その失敗を皆さんがしないにはどうすればいいかを考えてきました。
逆に言えば、TOEICやTOEFLなどの点数がそんなに高くなくても、こう言ったより実践形式の英語経験を積むことで、学べることもあると思います。
ここで述べた方法が皆さんの役にたち、より充実した海外生活が過ごせる準備ができることを願っています。
ではでは。